生活

一人暮らしの洗濯機の選び方。事前に調べておくべきこと3選!

一人暮らしを始める際、ほとんどの方が生活必需品としてあげるのが洗濯機と冷蔵庫です。
しかし、メーカーや種類なども多く、実際に家電量販店にいってみても多すぎてよくわからないということがほとんどです。洗濯機は基本的にネットで買うより量販店などで買ったほうが費用は発生しますが既存のものの処分や設置も一緒にやってくれるのでお勧めです。

今回は一人暮らしの洗濯機を選ぶ際のポイントなどを簡単にご紹介します。

洗濯機を選ぶ前の下準備

防水板のサイズや排水溝の場所の確認

洗濯機を置く場所には防水パンと呼ばれるものが置いてあることが多くあります。
防水パンには何種類かあるのですが、自分の家がどのタイプなのかを確認し、防水パンの内側のサイズを測っておくことが必要となります。また、排水溝の場所によってはゴム足などで洗濯機自体をかさ上げが必要になったりします。

防水パンが置いてない場合は排水溝の場所から壁などの距離を測っておくことが必要になります。防水パンは洗濯機の漏水や結露などから床を守る効果や、階下への音を減らす効果があります。防水パンはなくても大丈夫ですがあった方がトラブルがあった際は安心だと思います。防水パンがない方は以下のような移動式の防水パンなどもおすすめです。洗濯機の下の清掃などもしやすいので人気が高く、サイズを調整できるので大体の洗濯機に利用できます。

 

 

水道の蛇口の高さや場所

防水パンの大きさを測り終えたら水道の場所や形も確認しておきましょう。
蛇口に当たってしまい洗濯機が置けないといったこともあります。

引用:日本電気工業会

また、一部蛇口の形では別途設置するのに部品が必要になる場合があります。上の図の写真で左から3番目以降であれば写真を撮って量販店の店員さんやメーカーに問い合わせましょう。

搬入経路の確認

最後は玄関や通路、扉の広さの確認をしましょう。特に扉は取っ手がついている場合、当たってしまう場合があり搬入できない場合があります。特にドラム式を検討している方は要注意です!

洗濯機の容量の選び方

洗濯機の容量を選ぶ際ですが、大体1日当たりの洗濯物はバスタオル等込みで大体1.2~1.5kgといわれています洗濯を何日に1回やるのかで日数×1.5kgを計算すれば大丈夫です。1人暮らしの普段使いなら4.5kgくらいでも平気ですが、布団カバーやシーツなどを洗ったりキッチンマットなどを洗う予定がある方や、薄手のタオルケットや毛布などを洗うのであれば最低でも6kgを検討しましょう。

4,5~6kgくらいになると大体どのメーカーも28000円~40000円前後くらいになります。
洗浄力に関しては上記の値段帯であればそこまで大きく変わらないです。7kg~になってくると各メーカーでCMなどやっている○○洗浄などの機能が付いてくるので変わってきます。そのため、より洗浄力がほしいなどあれば7kgなどを検討するのもありです。例えば作業着が毎日泥で汚れてしまうなどそういう場合は洗浄力が高いものを選んだ方がいいです。

※2021年9月現在、東芝が6kgでウルトラファインバブル洗浄できる洗濯機が販売しています。量販店の店頭価格は大体8万円前後。型番:AW-6DH1

乾燥機付きタイプの洗濯機について

乾燥機付きタイプの洗濯機には縦型とドラム式がありますが、両方に共通するのが洗濯容量の約半分くらいまでしか洗濯から乾燥までできません。例を挙げると、洗濯7kg乾燥3,5kgの洗濯機の場合、洗濯だけなら7kgまで洗えますが、1回で洗濯から乾燥まで仕上げようとすると3,5kgまでしかできません。一応規定容量より多く入れることは可能ですが、乾燥の仕上がりなどにムラができたり、本体に余計な負荷がかかるのでお勧めはできません。

次に、乾燥方式ですが縦型洗濯機の場合、ヒーター乾燥となります。これは洗濯槽の中がヒーターで高温になり洗濯槽を回して乾かします。洗濯槽のなかが高温になるため途中で開けることはできず、生地も縮んだりしやすいです。そのためタオルなどを乾燥させる分にはあまり問題ないですが、靴下やTシャツなどを頻繁に乾燥したいとなるとすこし難しいかなと思います。また、縦型洗濯機だと乾燥は問題なくても洗濯物の皺ができやすいといったデメリットもあります。

ドラム式の場合7kg程度の大きさになると現在はシャープかパナソニックのCuble(キューブル)が候補になります。上記2つはサイズも縦横60cm×60cmとドラム式洗濯機のなかでもっともサイズが小さいので、多くのマンションなどで搬入できることが多いです。

シャープはヒーター乾燥となるので縦型洗濯機と同じように生地が縮みやすいデメリットはあまり変わりませんが、縦型に比べ皺になりにくいです。熱を冷ますのに水を少し使いますがドラム式は縦型洗濯機に比べ水をあまりつかわないので水道代に関してはあまり気にしなくても大丈夫です。

パナソニックはヒーター乾燥方式ですが低温風パワフルという乾燥方式になります。こちらは室温+15℃くらいの温度で乾かす形になるのでヒーター乾燥に比べると2~30分多く時間はかかりますが、生地が縮みにくいといった特徴があります。しかし室外に排気するので洗濯機の周囲が湿気や熱くなりやすいといったデメリットがあります。こちらは近くに浴室などがあれば換気しておけば対応できます。

10kg以上になると各メーカーでヒートポンプと呼ばれる除湿で乾かすタイプの洗濯機やヒートリサイクルといった日立の洗濯機があり、生地の縮みなどもほとんどない高性能な乾燥機能が付いた洗濯機もありますがサイズが大きかったり値段が高額だったりするので一人暮らしだとなかなか手出しが難しかったりします。

結局、縦型とドラム式どちらがおすすめ?

常に乾燥を利用したいならドラム式洗濯機。梅雨の時期とかたまに乾燥したいなら縦型乾燥付き洗濯機。その他は通常の縦型洗濯機を推奨します。浴室乾燥がなく部屋干ししかできないという場合でも衣類乾燥除湿器などが10000円~20000円前後で売っているのでセットで買うのがいいと思います。

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